11月26日（土）に標記の全国大会が沖縄で開催され，私（山田）も参加しました。全国大会では，例年，会員総会の後，シンポジウムが開催されます。
　今年のテーマは，「倒産と相殺」です。水元宏典先生（一橋大学大学院法科研究科教授）の基調講演，引き続いて，裁判官・弁護士等の実務家のパネルディスカッションが開催されました。水元先生は，当然相殺主義（フランス）と意思表示主義（ドイツ）の立法主義を比較を踏まえて，債権法改正との関連で倒産法上の相殺権について立法課題を提示するものでした。また，パネルディスカッションは，倒産法と相殺を巡るいくつかの判例を取り上げて，具体的な場面における相殺の可否を論じつものでした。
　破産手続等における相殺の問題は難問とされますが，レベルの高い熱心な討論がなされ，勉強になりました。
　ＰＳ　日曜日に大切な所用があったので，沖縄は26日の朝7時25分に中部新国際空港を発って，帰りは夜8時45分の那覇空港を出るという，まさに弾丸ツアーでした。また，ゆっくりと沖縄を旅したいと思います。