2014.03.04
ニュース
中小企業再生支援セミナー(3月4日大阪)に参加しました(弁護士による本業支援)
当職が認定支援機関弁護士であることから,中小企業再生支援全国本部主催の表記のセミナーに出席しました。
とりわけ,印象的だったのは,金融庁の金融課長のお話の「中小企業等のライスステージや業種に応じた本業支援ができる専門人材の発掘・組織化は遅れている」とのご指摘でした。
私たち弁護士の役割(企業の皆様に対する)は,予防法務を含めた「紛争の解決」にあると多くの弁護士が考えていますし,私もそう考えていました。しかし,昨今,顧問会社の皆さまからの法律事務所のご相談やご照会を見ると,契約書の審査・作成,会社法・下請法等を巡る相談,労働相談,新規事業のモデルの検討,スタートアップ企業の支援,海外進出案件,経営改善,事業承継等のM&A,子会社・関連会社の清算等,紛争の解決というよりは,本業支援というべき内容が大部分となっています。企業の皆様に対する弁護士のニーズは,知らず知らずの内に,紛争解決から本業支援に大きくシフトしている,と改めて認識させられました。
とすれば,金融課長のご指摘は,本業支援ができる専門人材の弁護士の発掘・組織化が遅れている,とのご指摘と踏まえることができます。
今後,一層,本業支援に邁進することを期します。
(山田)
とりわけ,印象的だったのは,金融庁の金融課長のお話の「中小企業等のライスステージや業種に応じた本業支援ができる専門人材の発掘・組織化は遅れている」とのご指摘でした。
私たち弁護士の役割(企業の皆様に対する)は,予防法務を含めた「紛争の解決」にあると多くの弁護士が考えていますし,私もそう考えていました。しかし,昨今,顧問会社の皆さまからの法律事務所のご相談やご照会を見ると,契約書の審査・作成,会社法・下請法等を巡る相談,労働相談,新規事業のモデルの検討,スタートアップ企業の支援,海外進出案件,経営改善,事業承継等のM&A,子会社・関連会社の清算等,紛争の解決というよりは,本業支援というべき内容が大部分となっています。企業の皆様に対する弁護士のニーズは,知らず知らずの内に,紛争解決から本業支援に大きくシフトしている,と改めて認識させられました。
とすれば,金融課長のご指摘は,本業支援ができる専門人材の弁護士の発掘・組織化が遅れている,とのご指摘と踏まえることができます。
今後,一層,本業支援に邁進することを期します。
(山田)