2023.08.02
ニュース
TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に沿った開示とは?
TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)は、G20からの要請で、金融安定理事会(FSB)により、気候変動に関する企業の取組の情報開示を充実させるために設立された国際的組織です。
TCFDの最終報告書(2017年6月公表)では、以下の4つの項目について開示するよう提言し、それぞれについて推奨される開示内容を示しています。
項目 | 推奨される開示内容 |
ガバナンス |
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戦略 気候関連のリスク・機会がもたらすビジネス・戦略・財務計画への実際の及び潜在的な影響(情報が重要な場合) |
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リスク管理 |
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指標と目標 |
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気候変動問題に関し、TCFDの枠組みに沿った開示を行う企業は、2021年のコーポレートガバナンス・コード改定の影響により増加傾向にあります。
三井住友トラスト・グループの調査によると、TCFDの枠組みに沿った開示を行う企業は、2021年には8%でしたが、2022年には27%に増加しています。
具体的にどのような開示事例があるかについて、TCFDコンソーシアム(会長:伊藤邦雄)が「TCFDガイダンス3.0」(事例集)で紹介しています。
企業法務に関与する弁護士にとっても、とても参考になります。