経営と教科書と信念~星野リゾート代表・星野佳路氏のインタビュー(日経トップリーダー2024年1月号)より |トピックス|しょうぶ法律事務所 経営と教科書と信念~星野リゾート代表・星野佳路氏のインタビュー(日経トップリーダー2024年1月号)より |トピックス|しょうぶ法律事務所

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経営と教科書と信念~星野リゾート代表・星野佳路氏のインタビュー(日経トップリーダー2024年1月号)より

日経トップリーダー20241月号にて、星野リゾート代表・星野佳路氏のインタビューが掲載されました。

星野リゾートは、従来は軽井沢の温泉旅館の一つだったのですが、1991年に星野氏が代表に就任した後、約10年の助走期間を経て、2000年にリゾート運営に漕ぎ出し、成功を収めています。


インタビューの中で印象的だったのが、事業を成功させるポイントについて、「教科書通りにしつこく進めること」だと語っておられた点です。

成功者は総じて読書家である、と言われますが、星野氏も、社員の方々と、マイケル・ポーター(アメリカの経営学者)やミンツバーグ(カナダの経営学者)の著書をもとに話し合うそうです。

そして、「経営学の教科書通りに立てた戦略は正しい」ということを大前提とし、「この戦略で進めていれば必ず成果が出る」との確信をもって、23年成果が出なくとも、しつこくその戦略を進めていく、と語っておられました。

社会の変化も激しい昨今で、目立った成果が出ないのに23年もの間同じ戦略を貫くことは、傍から見ればリスキーにも思われます。

また、教科書などに従うよりも自分の色を出すことに注力してしまう経営者も珍しくありません。

もちろん、時流に合わせて戦略を変える、自分なりの方法を実践する、といった方法で結果を残している方もおられますので、そうした方法が間違っているとはいえません。

ただ、星野氏が、教科書通りの経営の正しさを確信し、当面は目に見えた成果が出ていなくともいつか必ず実を結ぶと信じて取り組みを続け、実際に成功を収めてこられたこともまた事実です。


法律事務所を経営する弁護士として、先人の知識・経験を学ぶことを怠らず、時流に流されて戦略を簡単に変えてしまうことがないようにすることで切り開くことができる道もあることを肝に銘じなければ、と思わされるインタビューでした。

参考:「星野佳路・星野リゾート代表 トップ就任から約30年 助走を経て“星野ブランド”を確立」日経トップリーダー20241月号14

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